Case study

河道・河床を安全・効率的に測量します。

治水や河川環境など河川管理を行う上で、調査(測量)、設計、施工、維持管理に向けた計画基礎となる河道の地形データはいまだに定期縦横断測量成果となるケースも多くICTを取り入れた河川モデルの構築が待たれていました。また、従来手法のボートからの河床計測は危険を伴い、精度としても風や水流などの影響を受けやすく精度の向上が課題となっていました。

Case

関連事業

#河川定期横断測量 #河川3次元管内図 #流砂系総合土砂管理 #河川モニタリング #河川伐木調査

提案

UAVグリーンレーザ×近赤外レーザによる河床計測を含む河川の視える化を提案。この現場ではUAVグリーンレーザ器ASTRALite Edge、TDOT GreeN3、近赤外レーザ器のYellowScan Survey ULTRA、写真同時撮影を実施。

 

使用機材:

河床部計測:TDOT GreeN3  ASTRA Lite Edge 2台併用

高水敷等陸部:YellowScan Survey ULTRA、

写真同時計測

 

 

 

結果

従来の深浅測量の1/20の工数で計5か所20haの河川の面的なモデルデータを提供することができました。また、山付き部や高水敷など陸部においては公共測量に準じた精度の高い地形データもご提供できました。

 

グリーンレーザで計測した河床地形の状況

 

 

河床の横断データ

 

 

陸部におけるグリーンレーザ計測

グリーンレーザ器は陸の計測も可能ですが低空飛行を標準とし、レーザ照射数も秒2万点〜6万点と近赤外レーザと比較すると圧倒的点密度が粗くなる側面があります。特に山岳部ではフライトにおける安全面、規定の点密度確保の面からも心許ない状況が生まれがちです。

当社では陸部は照射数/秒50万点の近赤外レーザ、低水路をグリーンレーザで計測しデータ統合し提供することで安全性と効率性、規定精度を確保した計測実施しています。

 

水部(グリーンレーザ)と陸部(近赤外レーザ)のマージデータ