ASTRALiTe Edge 河川測量 現場記録 基礎知識 グリーンレーザ
UAVグリーンレーザーによる河川測量(兵庫県)
こんにちは。先端計測部の中島です。
サイトを漁っていて、グリーンレーザーってどのメーカーさんが世界初なのか分かりかねています。「〇〇の世界初」って言葉すごいなと。なんでも世界初にできてしまいます。
ただ、それだけまだまだ多方面な特化のされ方が求められているのが「UAVレーザーにおける水部形状取得」なのだろうなと思います。
ちなみに当社は、グリーンレーザー2種による計測サービス(1種試験運用中)と、Matrice300にExplorer搭載で日本初です。
こんなこと言った後だと嘘っぽくみえるかもしれませんが、メーカーさんがおっしゃっていたのでおそらく本当です。
さて、日付は遡り4月上旬になりますが、兵庫県南東部を流れる二級河川にてグリーンレーザースキャナASTRALiTeEdgeを使用しました。
Matrice600Proに搭載されたASTRALiTeEdge
写真のMatrice600Pro下部に取り付けられた立方体がグリーンレーザーASTRALiTeEdgeです。背景に写っているように、水部(川・海)の点群取得に用いられます。赤外レーザーと同じようにUAVに搭載して動かしてもらいます。
因みに当社では目的に応じて水部をグリーンレーザで陸部を近赤外レーザでと其々計測します。グリーンレーザ器だけでも水陸両方を計測できるのですが、やはり陸部は近赤外の方が質が高いという結果に至っています。
ASTRALiTeEdgeについての詳しい計測方法や小話については、別で掲載予定(随時更新予定)ですので、併せてお読みいただけたら幸いです。
計測の話に戻りますと、
現況調査における図面作成のために河川の横断図が書ける範囲での依頼は多く、今回も堤防から堤防までが測量対象です。
河川の横断面
こちらが計測した河道の断面図です。紫部分がASTRALiTeEdge、橙色が赤外レーザーでの計測です。
計測方法や水の濁り具合、流れ方によって計測深度はかなり変わってきますが、今回の河川の計測では水面から河床まで取得できていました。
分類後の河川
河床と水面の良く点が取れていた場所です。最終的に成果をお渡しする際は、このように河床と水面に分類して(海も同様)、赤外の地面と丁寧に繋ぎます。
左端が深くて水面から95cm下。河床の様子が良くわかります。
河床繋がりなのですが、どうにか深さが自然に見えないかと探った画像がこちら
河床+グラウンド(赤外で取得した地面のみ)
個人的に深い場所がぱっと見で分かって面白いと思うのですが、いかがでしょうか。
次回作もご期待ください。
それでは!
★今日の断面図
ASTRALiTeEdge含む当社の所有機器に関しては以下のサイトより「UAVレーザーサービス」下部をご覧ください。