YellowScanExplorer 現場記録 UAVレーザ
鹿児島県鹿屋市 成果としては使わない図?
こんにちは、先端計測部の中島です。
4月21日に鹿児島県鹿屋市へ行ってきました。
愛知県からはるばる鹿児島へ…ドローンを運ぶのでもちろん車です。長い道のりでした。
実は直接行ったわけではなく、出雲を経由してデモ営業もさせていただきました。
今回は、YellowScanJapanの方も一緒に伺い、縁を結ぶことができました。(出雲だけに)
YellowScanの方との待ち合わせ場所(出雲空港)
当社、代理店もやっています。
レーザ機器の購入を検討していて、実際使用している機器について飛ばしているところを見せてほしい、ここ詳しく聞きたい、などありましたらぜひお声がけください!
さて、出雲の話はここまでにして鹿児島に移ります。
肝属川という河川の計測だったのですがグリーンレーザーの依頼ではなく、赤外レーザーでの計測でした。
翌日が雨であったため、なんとか夕方のうちに終わらせたいところでした。無事終了し翌日は早朝から曇りの気配すら見せない雨。終わってよかった~!
計測は天気との睨み合い。予定を立てるのも立て直すのも常に現場の中で行われています。
話は少し変わりますが、今記事では解析において点群を処理する際に使われている図をご紹介したいと思います。何を隠そう格好いい図を入手したからです。
解析の際に使われる図なので、業務に関わらない限り出会えない図かもしれません。
というのも、情報の分類と全体の整理をした(フィルタリングと呼んでいます)点群をお客様の要望に合わせた図へ進化させるために、「フィルタリング⇔図の確認」の繰り返しが行われます。
その際確認のために使用される図であるからです。
TIN図
色も相まって格好良くありませんか?
右下を見ていただくと分かるように、三角形の集合体で地形を表しています。
この図を用いることで、変な凹凸が見えやすくなり明らかに地形を取れていない点を発見できます。
また、その修正を重ねることで成果物ができていきます。
そして完成したのがこちら。立体図といいます。
立体図
土地の陰影と地面の凹凸を融合させて作っています。
今回の計測では成果物指定はなかった立体図。ですので、今お見せしているのは作業用の簡易なものです。
このTIN図とともにこの立体図も確認しながら作業を進めます。
一時的な土砂の除去や橋の除去などを行いつつ、おかしな陥没や突起を見つけ地図としての地形を表せるように調整していきます。
初めて立体図を見たとき、こんな地形表現の仕方があるんだと驚きました。訳あってモノクロ寄りにして載せましたが、見たことない方には是非色付きの立体図で見ていただきたいです。
それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
★今日の断面図
断面図(見えない部分は水部)
↓とても読みやすいサイトを発見しました。DEMについて詳しく知りたい方は一度読んでみてはいかがでしょうか!