2022/8/31
1350回

Hovermap 現場記録

Hovermap ST が翼を授かりました。

Hovermap ST が翼を授かりました。

当社でHovermap ST に初めて翼を授けたのはMatrice300でした。

こんにちは。先端計測部の中島です。

 

この度、当社が代理店をさせていただいているemesent社の「Hovermap ST」が空を飛びましたので、ご報告も兼ねての魅力紹介です。

 

レーザーを照射しながら自己位置を把握することで、非GPS下でも障害物検知・回避ができるのが Hovermap ST 最大の強みです。

 

手持ちでも勿論使用できますが、今回はMatrice300を用いてUAV装着における飛行を行いました。

飛行中のMatrice300とHovermap ST

 

何度かテストは行っていますが、ここまで練習に適した場所はそうなさそうです…現場でテストさせていただけて感謝に堪えません…!

 

 

ちなみに、今回の現場は高速道路横崖崩れ部分の現状把握を含めた周辺計測でした。

 

ですので、これからYellowScan ExplorerとHovermap ST 両方の生データをお見せできれば思います。

 

 

 

まずはYellowScan Explorerから

 

 

植生下断面図(断面幅1m)

地面まで点が落ちています。

 

 

橋梁縦断

 

橋脚もある程度は捉えてくれています。Hovermap STとの合成指標としても使えそうです。

 

 

俯瞰図

 

 

 

 

そしてHovermap ST

 

橋梁下、はっきり見えてます!

橋梁斜め下から

 

手持ちの角度からはレーザーが届きにくい橋脚と橋梁の隙間にも、UAVからは確実に届けてくれました。

 

実践ベースでは初めてのテストでしたので、この結果には現場班からも思わず感嘆の声が…。

 

 

 

さらに続きます。

以下、構造物がわかりやすいもの

橋梁横から

 

崩れ場所周辺

 

橋梁下構造物

 

橋脚

 

特にこの橋脚周りを一周したので、形がきれいに出てくれました。

 

 

 

どうしても上空からのレーザー計測だと障害物によってレーザーが通らない場所が出てきます。

橋梁直下空白の目立つ俯瞰図(Explorer)

 

その補完としても利用できるHovermap ST、かなり優秀ですね…。

 

これからもHovermap STと親交を深めていきますので、次はもう一段階仲が深まっていることを期待していてください。

 

それでは!

 


★今日の断面図

構造体も捉える相変わらずのExplorerに★5つ―!